通関士の就職
通関士は、経済のグローバル化、輸出入の増大とともに注目されている職業ですが、みなさんは通関士という職業を聞いたことがあるでしょうか。
通関士にはどうやったらなれるのでしょうか。
そして通関士としての仕事に就くにはどうすればよいのでしょうか。
はじめに通関士とは何かについて勉強しましょう。
通関士とは国家資格で物品の輸出入に関わるものです。
世界と日本の間で取り引きされる国際物流を支える重要な仕事で、財務省が管轄しています。
世界から日本へ、そして日本から世界へ、たくさんの物品が輸出入されています。
通関士は、海で運ばれてくる海上貨物、飛行機で運ばれてくる航空貨物を、「誰が」「どこから」「何を」「どれくらい」輸出入するのかを、税関に報告して許可をもらう「通関手続き」をする仕事です。
通関士は麻薬や拳銃などが日本国内に物流することを防止するために、輸出入申告が正しく行われているかどうか審査しなければなりません。
それだけではなく、関税や消費税などを正確に徴収しなければならないのです。
通関士は大変責任のある仕事です。
なぜなら通関書類の審査と書類への押印は資格を持っているものだけができるからです。
資格と試験
通関士の資格を持っていない人は貨物の輸出入申告をすることはできないことになっています。
ですから通関士は、あらゆる物品の知識が必要となってきます。
そして商品分別の能力と迅速な対応が求められます。
通関士は、通関業法で定められた国家試験で、ほとんど「通関業者」とよばれる会社で働きます。
就職したり転職したりできる会社には倉庫会社、運送会社、商社、貿易会社、金融機関などが募集しています。
また百貨店やスーパーなど輸入品を扱っている企業なども採用しています。
いろいろな分野おいて求人があるのが通関士の仕事の魅力です。
通関士試験は、年一回10月上旬に実施され、7月上旬から8月中旬に受験案内と受験願書が試験を実施する場所の税関で配布され、受験願書の受付は8月上旬の2週間程度で行われます。
また、合格発表は12月で、官報に掲載されるとともに、税関ホームページでも合格者の受験番号が発表されます。
通関士試験の合格率は平成17年までは20%前後でしたが、平成18年以降は、7~8%となっています。
受験資格は、学歴、年齢、経歴、国籍等についての制限はありません。
3科目の試験が1日で行われ、実務経験者は一部免除されます。
仕事内容
通関士専門業務の会社ではなく、通関業との兼業をしている会社がほとんどということになりますね。
通関士を一人置かなければ、通関業務を営むことはできないということが法律で定められています。
物品を輸出入している業者は通関士が必要不可欠です。
なぜなら通関書類の作成、審査、押印などをしてもらわなければならないからです。
通関手続きや通関書類の作成の他に、関税計算書類の審査や不服の申し立て、主張・陳述の代行などが通関士としての主な仕事です。
情報化が進んだ今では、専用の端末を使って税関との書類のやり取りをしています。
航空貨物が増えている今、通関の時間は短く、迅速な対応が求められています。
日本の物流を大きく担うのが通関士の仕事です。
とても責任重大だといえます。
通関士になろうと思っても、中途半端な気持ちでの取り組みは失敗のもとです。
通関士がいなければ国際物流は成り立ちません。
そして通関士は私たちの生活に関わるたくさんの種類の物品を扱い、毎日の生活にも大きく影響する仕事なのだといえるでしょう。
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